当サイトでは二次創作収益化OKの小説を公開しておりますが、二次創作と言えばイラスト制作や漫画化がメジャーと言えます。
しかし、これから始めようという場合、
やってみたいけど、どんなツールを使ったらいいかわからない
種類が多いし、私が使いたい機能が使えるか不安
という悩みが出てくるかと思います。
そこで、ペイントツールと言えば知名度の高い「CLIP STUDIO PAINT」の現役ユーザー・元ユーザーを対象にアンケートを実施しました。
※元ユーザーの方も、現在別のペイントツールで制作を続けている方に限定しています。既に乗り換えている方が2人いました。
結論、「CLIP STUDIO PAINTは最初に使うツールとしてお勧め!」
アンケートでは、もしも身近に「これからペイントツールを使い始めたい」という初心者が居た場合、CLIP STUDIOをお勧めしますか? という質問を実施したのですが、なんと20人中19人が「勧める」と回答!
以下ではその結果をまとめていきます。もちろん「勧めない」と回答された方の意見も載せていきます。
なお、クリップスタジオには3つのグレードが存在しますが、それぞれの違いについてはこちらの記事にてまとめています。
回答を下さったユーザーさんの内訳
使用ツール | EX | PRO | DEBUT | 別のツールに 乗り換え済 |
---|---|---|---|---|
人数 | 4 | 10 | 4 | 2 |
使用歴 | 1年未満 | 1年以上 3年未満 | 3年以上 5年未満 | 5年以上 |
---|---|---|---|---|
人数 | 2 | 12 | 5 | 1 |
CLIP STUDIOがオススメな理由
記事の冒頭でも記載していますが、今回のアンケートの回答者の内「オススメ!」と回答している人は20人中19人!
理由を聴いてみると、主なものは以下でした。
イラストソフトとして一通り必要なものが揃っているから。癖がなく使いやすいし、機能も豊富なのでお絵描きをより楽しめるようになると思うから。いきなりソフトを買うのではなく、自分のようにまずは体験版を試してからソフトを購入するかしないか決められるのもありがたい。
一般的なペイントアプリと違い、中間色を豊富なラインナップから選択すれば、納得がいく色調が誰でも再現できるからです。
とにかく多かった意見が”使いやすい”・”機能が豊富”という事でした。
実際に公式に掲載されている情報によると、
一般的な画像編集ソフトとは一線を画し、線の描きやすさと美しさは専用ソフトならでは。
高度な筆圧感知により、それぞれの筆圧にあった描き味を実現。Apple PencilやGalaxy Sペンにも対応しています。
線のぶれを抑える補正機能や、描き始めと終わりに自然に強弱をつけられる「入り」・「抜き」などを使い、はじめてでも滑らかな線を描くことができます。
引用元:CLIP STUDIO PAINT公式
今回アンケートに答えてくださったユーザーさんの中にも、「低価格で手書きのような味が出せる」と答えた方も居ました。後ほどCLIP STUDIOのメリットをまとめるので、その時に詳しく紹介します。
CLIP STUDIOのメリット
ここからは、アンケートで多く上がったメリットを紹介していきます。
メジャーなツール=わからない事もすぐ解決できる!
利用者が多く絵を描く人と話ができる。
利用者でなくとも認知度は高く関心高め。
先輩も多く色々コツやテクを教えてもらえたりもする。
デジタルイラストツールを使ったことがない身内が最近購入して、分からない点はTwitterで検索したら見つかるしWeb上でも公式が質問回答をしていて調べればなんでも分かると言っていました。
使用ユーザーが多いので自分も分からない点はSNS上で調べますがほぼ回答が見つかります。
CLIP STUDIOはペイントツールの中でもユーザーの数が多く、知名度も高いです。
それ故に、使っていてわからないことがあった場合はSNSやYouTubeで検索すればほとんどの場合問題を解決する事が可能です。
実際にグーグルで検索をかけてみました。
1100万件以上のヒットです。
更に、実際に使う段階になってから重宝するYouTubeでは
簡単に打ち込んだだけでもこれだけの予測候補が出てきます。
実際にいくつか動画を再生してみましたが、既存ユーザーによる丁寧な解説動画もしっかりありました。
更に公式が運営する創作支援サイトもあります。導入後に使い方がわからず途方に暮れる心配はなさそうですね。
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線が描きやすい
とにかく線が書きやすいです。筆圧の力を感知して綺麗な線を描けるので、自分の絵を表現することができます。
描いた後から形や太さの変更ができる
直感的に描きやすい。紙にお絵かきする感覚で描ける。
絵を描くにあたって重要な”線”。
上に掲載したユーザーさんたちは、板タブレットやiPadを使用して絵を描いているユーザーさんだったようです。
タブレット使用中のユーザーさんたちが特にメリットとして挙げていた「線の描きやすさ」。
ペンやブラシは多様な設定項目があり、線の強弱や程よいアナログ感・素材感のあるタッチなど、イメージ通りの線を再現できます。
筆圧によって不透明度が変わるブラシなども作成できて、自分でも納得いくまでカスタマイズできます。
引用元:CLIP STUDIO PAINT公式
正直に言うと、記事作成者の水無月は絵に関しては全く明るくありません。
それでも上のYouTube動画を見ると、紙のようにiPad上のキャンバスが使えていることが分かります。
特に筆圧による線の太さの変化が良くわかります。気になる方は3:50からの筆ペンでのスケッチをご覧になってみてください。
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制作に役立つ素材が豊富
ユーザーの有志が作った素材がたくさんあるので、自分の描きたいものに応じて素材をDLして使える。公式のペンやブラシも種類が豊富。
ペンや加工用の素材などが沢山公開されているので、自分の好みに合ったものが探せて便利!
絵の作成の助けになってくれる配布素材。
有料・無料どちらも存在しますが、CLIP STUDIOでは公式だけでなく、既存ユーザーが作成した素材もダウンロード可能です。
セルシス(CLIP STUDIO提供社)やユーザーさんが公開しているペンやブラシの素材を「CLIP STUDIO」から入手して、すぐに使うことができます。豊富な素材の中からイメージに合ったものを選んで、作品の幅が広がります。
引用元:CLIP STUDIO PAINT公式
素材が豊富で無料で手に入るペンや背景素材などが多く、探すだけでも楽しい。クリッピーというクリスタのポイントがあり、定期的にログインキャンペーンで配布されるため有料の素材も手に入れやすい(※ゴールドポイントは課金必須)
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実際にどんな素材が配布されているか、気になる方は以下のリンクから確認してみてください。
ペンの種類を変えることで、表現の幅と制作の効率が一気に上がります。
色塗りがしやすい・豊富なカラーで楽しい色塗り
カラーイラストを制作する時、色がピンポイントで塗りやすい。
色を塗る時に変なムラができずにキレイに塗れるのは良いと思います。
せっかく気に入った絵が描けたのに、いざ仕上げる段階になって「変なところにはみ出した」、「修正が上手くいかない」なんて事になったら落胆してしまいます。
それだけではなく、ツールが使いにくければ作業そのものを投げ出したくなってしまう程のストレスになる可能性も・・・。
しかし上のコメントにあるように、CLIP STUDIOの色塗りのしやすさは魅力のようです。
また、”納得がいく色調”というのもおすすめの理由に挙げた方が複数いました。
というのも、CLIP STUDIOには本物の絵の具のように色を混ぜて作成できる【色混ぜパレット】機能があります。
絵の具のパレットのように混色を試しながら、直感的に色を作って選択できます。また、スマートフォンを接続してコンパニオンモードでの色混ぜや[色混ぜ]パレットでも操作できます。
引用元:CLIP STUDIO PAINT公式
とはいえ、筆者がYouTubeで使い方の解説を見漁ったところキャンバス上で色を混ぜることは可能なようです。
色の混ざり具合もペンの種類を変えることで調整できる模様。グラデーションのように混ざって欲しい場合・混ざらずしっかり発色して欲しい場合など、自分好みに調整できます。
おそらくこれも、色塗りを利点に挙げた方が多い一因ではないかと思います。
更にカラーパレットから自分の好みの色を選んでオリジナルのカラーセットを作成することもできます。
通常のカラーサークル、カラースライダーに加え、カラーセット、イメージ通りの色を見つけるのに役立つ近似色、中間色、使用した色がすぐに見つかるカラーヒストリーの6種類のカラー系パレットがあります。カラーセットパレットは、最初から登録されているカラーセットだけでなく、自分でオリジナルのカラーセットを作成することや、スウォッチをカラーセットとして読み込めます。中間色パレットは最大4つの色から中間色を作成できます。近似色パレットは色相・彩度・明度・輝度など条件を指定し、似ている別の色を選択できます。
引用元:CLIP STUDIO PAINT公式
実際にユーザーさんからの口コミもありました。
豊富なカラーに細かく対応しているので、理想的な色調を再現できる
色の濃さを自分好みに細かく調整できる
何度も塗り重ねながら、納得のいく色を目指して制作するのも楽しそうですね。
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CLIP STUDIOのデメリット
ここからは、アンケートでユーザーさんが答えて下さったデメリットについて紹介していきます。
デバイスとの相性問題
パソコンのスペックによっては、上手く作動しない事がある。目玉機能でもある3Dモデルが思いのほか使いづらくて操作が難しいこと。
iPad版は文字入れが大変しづらい。周りの絵描きはほぼiPad版クリスタを使っている方ばかりだが皆口を揃えて文字入れがしづらいと言う。別途でBluetoothのキーボードとマウスが無いと難しい。
一つ目、パソコンのスペック問題。
こういったツールに限った話ではありませんが、制作に使用したいパソコンのスペックが足りなければ処理が重くなったりと支障が出ます。
パソコンでの導入を検討中の方はご注意ください。
Windowsに関する公式の動作環境ページをわかりやすくまとめてみました。
「記載が専門用語で分かりづらい・・・」とお困りでしたらこちらからどうぞ
続いて2つ目。こちらの方が重要な事かと思います。
制作に使用する機器が、そもそも自分のやりたい事と相性が悪い。
この2つ目の回答を下さったユーザーさんは、イラスト制作とアニメーション制作でCLIP STUDIOを使用しているようです。
確かにiPadの狭い画面で、制作中のイラストと文字入力画面が同時に出るとやりにくそうですね・・・。
今回アンケートに答えて下さった方はPCで使用している方が半数以上と多かったため(複数回答可)、同様のデメリットを挙げた方は他にはいませんでした。
しかし現在使用中の機器がiPadであり、iPadでのCLIP STUDIO使用を想定している方は、キーボード・マウスの導入も検討されると良いかもしれません。
文字入力を想定しない場合は問題ないかと思われますが、漫画制作など文字入力が必要な場合は要注意ですね。
機能多すぎ問題
ツールが多くて便利な分、使わない限り一個一個覚えるのが時間がかかる
機能性が高過ぎて慣れるまでかなり時間がかかりましたし、マニュアルがとにかく分かりにくかったのはデメリットでした。
画面一覧に表示される項目が膨大なので、シンプルなデザインを求めているライトユーザーにとっては、初期の頃は操作することが非常に難しいと思われます。簡易モードに変換できるような設定が今後採用されることを期待します。
メリットの裏返し、「機能が多すぎて使いこなせない」。
ここまででも紹介してきましたが、CLIP STUDIOは基本的な機能に加えてダウンロードで素材を増やしたりと、機能がかなり豊富です。
それだけ対応可能な範囲が広いとも言えますが、初心者にとっては無視できない関門である様子。
「マニュアルが分かりにくかった」との声もありましたが、公式や既存ユーザーがYouTubeで動画による解説をしてくれているのでそちらを確認する方が良いかもしれません。
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拡大・縮小問題
描いたイラストを回転させたり、形を変えると画像がぼやけて見えてしまう。
描きながらの拡大縮小、回転のやり辛さがデメリット
回転させたり変形させるとぼやけてしまい、加工がいまいちだと思います。レイヤーも制限がある点もマイナスでした。
イラスト制作中の回転・拡大・縮小によって、画像がぼやけてしまうことがある様子。
ここで紹介したユーザーさんたちは、PC・タブレットどちらのユーザーさんも居たのでデバイスとの相性が問題というわけではなさそうです。
恐らくこれが原因としてあると思われますが、以下のようなコメントもありました。
パソコンやiPadを持っていない学生さんは無料のスマホ版アイビスペイント、画力の高い人はプロクリエイト、デザイナーなどのプロはフォトショップ、漫画やイラストを描く使用ユーザーが1番多いのはクリスタという印象です。
線はきれいに書けるなどのメリットはありますが、加工がいまいちなので、趣味位ならよいと思います。仕事にも使うならPhotoshopの方が実用的です。
公式によれば「プロも使用している」との触れ込みでしたが、今回ユーザーさんに実施したアンケートによれば「仕事として使うならPhotoshopの方が実用的」との事。
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アンケートに回答してくださったユーザーさんを抜粋して紹介
ここからは、今回の20人アンケートに答えて下さった方の中から5人程抜粋してご紹介します。
内訳は乗り換え済の方2人・詳しくわかりやすく答えて下さった方2人・「初心者にCLIP STUDIOは勧めない」と答えた方1人です。
なお、ここまでの記事内で既に抜粋してご紹介している部分もございます。
ペイントツール通算使用期間1年未満、ツール乗り換え済ユーザー
現在使用中ツール:GIMP、Windowsペイント、CLIP STUDIO(旧式)
使用用途:イラスト制作・漫画制作・フォント、習字、描き文字
作品公開:pixiv・Twitter
使用デバイス:PC・板タブレット・iPad等のタブレット・iPhone・androidスマホ
ペイントツール通算使用期間1~3年、ツール乗り換え済ユーザー
現在使用中ツール:メディバンペイント
使用用途:スポーツ応援グッズのデザイン作成(フラッグなど)
作品公開:スタジアム、自身のツイッター、スポーツメディアweb
使用デバイス:PC・板タブレット・iPad等のタブレット・iPhone・キーボード
CLIP STUDIO使用歴3~5年ユーザー
現在使用中ツール:CLIP STUDIO PAINT PRO
使用用途:イラスト制作・アニメーション制作
作品公開:Twitter上のみ、鍵アカウントで公開。
使用デバイス:iPad
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CLIP STUDIO使用歴1~3年ユーザー
現在使用中ツール:CLIP STUDIO PAINT EX
使用用途:イラスト制作・漫画制作
作品公開:pixiv、Twitter、インスタグラム
使用デバイス:液晶タブレット
CLIP STUDIO使用歴3~5年ユーザー※唯一「初心者に勧めない」と答えた人
現在使用中ツール:CLIP STUDIO PAINT PRO
使用用途:イラスト制作
作品公開:twitter
使用デバイス:液晶タブレット・iPad等のタブレット
PC版買い切りタイプは今後アップデートの対象外に
現在CLIP STUDIOのPC版では、”一括払い買い切り版”と”月額利用プラン”の2種類が提供されています。
CLIP STUDIO公式によれば、2023年以降一括払い買い切り版はアップデートの対象外となってしまうとの事。
2023年以降一括払い版が利用できなくなるというわけではなく、あくまで「無償のアップデートは無くなります」という事。
一括払い版を所持している場合、今後年間契約の新プラン「アップデートプラン」への追加加入が必要になります。
月額プランであれば変わらず利用し続けることが可能ですが、一括払い版を購入した場合は注意が必要です。
今から購入を検討されるならば、初めから月額・年額プランで購入された方が面倒が少なくて済むかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ユーザーさんの声をまとめると
- 機能が多くて便利。だけどその分使いこなすにも慣れが必要。
- わからない事があってもすぐに調べられるので安心。
- ペイントツール初心者にはオススメ。
CLIP STUDIOは月額利用版で無料体験期間があります。
気になった方は、一度体験してみてはいかがでしょうか。
もしよければ、このサイトで”二次創作歓迎小説”を公開しているので、お絵かきや漫画の題材として是非利用してください。
\ 体験はこちら /
もしよろしければ小説も読んでみてください。
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